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よるかぜ@DEEP

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「秘密」 東野圭吾

30820745.jpg 東野圭吾 著
 文芸春秋 
 2001年05月出版







石田衣良さんに次いで僕の作家ランク2位に入る有名な作家さんです。

最近では「容疑者Xの献身」が大ヒットとなり一躍有名になりましたね。
そちらの方は現在読んでいる最中ですので、読みきり次第レビュー書きたいと思います。

さてこの「秘密」ですが、割と古い本だったんですね。
あまり月日の流れを感じさせないような内容だったので気づきませんでした。
そういわれてみると、ちょっと表現の仕方が古めかしいような気もします。

この本で初めて東野圭吾さんの作品を読んだのですが、
選んだきっかけはベストセラーという事実からではなく、衝動買いです。
古本屋で見つけたので文庫本ではなく、しっかりした硬い図書館の書籍のような本です。

秘密という言葉はよく耳にし、よく題材となると思いますが、
大概のものは名前負けしてしまい、読者の期待に消化不良となることが多いと思います。

でもこの本は本当に素晴らしいと思いました。
こんなにも秘密というタイトルがしっくりくるものは他に無いです。

タイトルが秘密なだけに感想を書くと即ネタバレなんですが、
ぼかしぼかし書きますと、主人公である中年の男と妻と娘の物語です。

最も重要なポイントとなるのが精神と肉体が入れ替わるという奇遇な出来事です。
ドラゴンボールで言うところのフュージョンです。

主人公の妻に対する愛情と娘に対する愛情が読み取れ、
とても切なく、それでいて暖かいような内容です。
あり得ない話なんだけど、引き込まれてしまう不思議な本です。

普通の人が書いたら駄作に終わりそうなものなんですけど、
そこはやっぱり著者のクオリティの高さが伺えます。

最後には予想外のどんでん返しもあり、凄く満足感がありました。
とてもおすすめです。
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