よるかぜ@DEEP
私の趣味、世界観、センスに共感してくれる人の集まるクオリティの高いサイトにしていきたいです。ほぼ読書感想文です。
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アキハバラ@DEEP
石田衣良 著
文芸春秋 出版
2004年11月発行
石田衣良さんのファンですので、この本のことは以前から気になってました。
でも、いつも購入には至らずスルーしていました。
オタクっぽい内容だろうなと予想し、いまいち読みたいという気持ちになりませんでした。
パソコン用語が飛び交うITちっくな内容を敬遠していた為です。
基本的に僕が本を選ぶ基準は、「いかに自分が思い入れ出来て自分とは完全に逸脱した世界観か」
ということですので、普段パソコンを使うことの多い僕の生活スタイルからは
脱出できないのではないかと思ったからです。
で、まぁある日いつものように読む本が無くなったので見に行ったんですよ。
新作の中にめぼしい本がなかったので好きな作家のコーナーに行きました。
好きな作家といっても2、3人ほどしかいませんけどね。
それでも特に読みたい本が無かったので前々から気になっていたこの本を手に取るわけです。
初めて中をパラパラっと見てみました。すると何やら面白そうです。
正直プロローグは意味わかりません。後々わかる仕様になってます。
でも僕の心は引き付けられました。さすが衣良さん。
なんですかあのギリシア神話や聖書のような件は。
あと楽しみな点としては、本が厚いことです。読み応えありそうです。
で、ちらっと内容に触れますと、やはりオタクたちのお話です。
念のために断っておきますと、オタクという人種に対して特に偏見はありません。
オタクといっても幅広く、ある分野に特出した才能を持つようなオタクの人に対しては
敬意の念すら感じます。
ある種のイメージダウンの原因となるアニメオタクですとか、
美少女フィギュアオタクですとかには嫌悪感を覚えるのは僕も一緒ですが。
この話の登場人物たちは全て前者です。
6人の若者たちの話なんですが、みんなスペシャルな才能の持ち主たちです。
そしてこの話で最もポイントとなるのが、みんなそれぞれ致命的な欠陥を持ち、
互いに補い合い成り立っているということです。
ページというアキハバラ@DEEPのリーダーは素晴らしい文章構成能力や思考力が
あるものの、激しい吃音によって口頭での表現は絶望的です。
僕も軽度の吃音を患ってますが、そんな特出した能力はありません(´・ω・`)
ちなみにアキハバラ@DEEPというのはページの作った会社です。
後にとんでもないソフトウエアを開発し、それを巡った聖戦の物語です。
僕はどんな書籍でもマンガでも映画でも、割と泣けるほうですが(遺伝によると思われ)
もちろんこの本も感動的で泣けました。
最初はリラックスして本を読む時までパソコン用語など見たくないなと
思っておりましたが、特に気にもならなかったです。
あまり詳しくない方でも解りやすく書いてありましたので問題ないと思います。
あと秋葉原という場所も僕から見たら馴染み深い場所でしたので、
土地勘もあって内容が頭に入ってきやすかったです。
以前、外神田の会社に通勤していましたので。
とんでもないソフトウエアというのはAI(人工知能)付き検索エンジンのことなんですが、
非常に夢のあるアイデアだと思いました。
夢は夢でも近い将来ほんとうに実現するんじゃないかと期待させてくれるものです。
衣良さんの幅広い題材とアイデアにはいつも感服しております。
是非読んでみてほしい一冊です。
文芸春秋 出版
2004年11月発行
石田衣良さんのファンですので、この本のことは以前から気になってました。
でも、いつも購入には至らずスルーしていました。
オタクっぽい内容だろうなと予想し、いまいち読みたいという気持ちになりませんでした。
パソコン用語が飛び交うITちっくな内容を敬遠していた為です。
基本的に僕が本を選ぶ基準は、「いかに自分が思い入れ出来て自分とは完全に逸脱した世界観か」
ということですので、普段パソコンを使うことの多い僕の生活スタイルからは
脱出できないのではないかと思ったからです。
で、まぁある日いつものように読む本が無くなったので見に行ったんですよ。
新作の中にめぼしい本がなかったので好きな作家のコーナーに行きました。
好きな作家といっても2、3人ほどしかいませんけどね。
それでも特に読みたい本が無かったので前々から気になっていたこの本を手に取るわけです。
初めて中をパラパラっと見てみました。すると何やら面白そうです。
正直プロローグは意味わかりません。後々わかる仕様になってます。
でも僕の心は引き付けられました。さすが衣良さん。
なんですかあのギリシア神話や聖書のような件は。
あと楽しみな点としては、本が厚いことです。読み応えありそうです。
で、ちらっと内容に触れますと、やはりオタクたちのお話です。
念のために断っておきますと、オタクという人種に対して特に偏見はありません。
オタクといっても幅広く、ある分野に特出した才能を持つようなオタクの人に対しては
敬意の念すら感じます。
ある種のイメージダウンの原因となるアニメオタクですとか、
美少女フィギュアオタクですとかには嫌悪感を覚えるのは僕も一緒ですが。
この話の登場人物たちは全て前者です。
6人の若者たちの話なんですが、みんなスペシャルな才能の持ち主たちです。
そしてこの話で最もポイントとなるのが、みんなそれぞれ致命的な欠陥を持ち、
互いに補い合い成り立っているということです。
ページというアキハバラ@DEEPのリーダーは素晴らしい文章構成能力や思考力が
あるものの、激しい吃音によって口頭での表現は絶望的です。
僕も軽度の吃音を患ってますが、そんな特出した能力はありません(´・ω・`)
ちなみにアキハバラ@DEEPというのはページの作った会社です。
後にとんでもないソフトウエアを開発し、それを巡った聖戦の物語です。
僕はどんな書籍でもマンガでも映画でも、割と泣けるほうですが(遺伝によると思われ)
もちろんこの本も感動的で泣けました。
最初はリラックスして本を読む時までパソコン用語など見たくないなと
思っておりましたが、特に気にもならなかったです。
あまり詳しくない方でも解りやすく書いてありましたので問題ないと思います。
あと秋葉原という場所も僕から見たら馴染み深い場所でしたので、
土地勘もあって内容が頭に入ってきやすかったです。
以前、外神田の会社に通勤していましたので。
とんでもないソフトウエアというのはAI(人工知能)付き検索エンジンのことなんですが、
非常に夢のあるアイデアだと思いました。
夢は夢でも近い将来ほんとうに実現するんじゃないかと期待させてくれるものです。
衣良さんの幅広い題材とアイデアにはいつも感服しております。
是非読んでみてほしい一冊です。
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yorukaze
年齢:
44
性別:
男性
誕生日:
1980/02/02
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自己紹介:
なにいってんだあんたThe World of GOLDEN EGGSだよっ
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